本日は、
・ご来店のお客様のご対応、物件のご紹介
・提携金融機関への事前審査のお持込み
・契約後のお客様のフォロー
・購入検討のお客様の物件案内
の業務を行いました。
【分譲マンション、築何年まで住める?】
こんなご質問をいただくことがしばしばあります。
弊社にご来店いただく方は皆さん中古のマンション(もしくは戸建)で購入をご検討されています。
そうなると『このマンション、今が築○○年だから、自分たちがしばらくは住み続けるとして、一体築何年まで住み続けられるのだろうか?』と思われるのはごく自然なことですよね。
今日は中古マンションを検討される方が一度は疑問に思う、マンションの『寿命』についてお話したいと思います!
【マンションの素材である鉄筋コンクリートの『寿命』】
国土交通省のデータによれば、「鉄筋コンクリート造建物の物理的な寿命は117年」、平均寿命(残存率50%となるまでの期間)は鉄筋コンクリート住宅で68年とされています。
鉄筋コンクリートというのは、押す力に弱く・引っ張る力に強い「鉄筋」と、押す力に強く・引っ張る力に弱い「コンクリート」を組み合わせて作られている構造体になります。
それぞれの強み弱みを補完し合っている、非常に物理的に強い素材なんですね。
なので、理論上は100年以上維持し続けることが可能だとされるのが、鉄筋コンクリート造のマンションなのです。
ところが、実際に100年大丈夫かと言われると一概にそうとも言えません。
適切な管理がされていることによって、100年に渡り強度が担保されるわけですね。
例えば、マンションの外壁や共用部などにクラックといってヒビが入っていたりする場合。
そこから雨水が内部に浸透していって、鉄筋が錆びてしまう恐れがあります。
鉄筋はサビると膨張するため、更にコンクリートが膨らんで大きなひび割れを生む原因になり、という悪循環に陥るわけですね。
そういったことが起きないように、大規模修繕工事といって~15年に一度くらいの頻度でマンション全体を一斉メンテナンスする必要があるわけです。
その工事をする際に必要になってくるのが、毎月支払うことになる『修繕積立金』というわけですね。
きちんと長期にわたって維持していくための修繕計画が立てられていて、その予算に基づいて新築時から修繕積立金が積み立てられているかどうか、また、必要に応じてメンテナンスが行われているかどうかの管理状況が、マンションの寿命を大きく左右します。
管理費や修繕積立金が高い・安いで一喜一憂しがちですが、その裏にはこういった管理状況や修繕計画が存在しているということを知っていただくことで、購入を検討している物件が寿命の長いマンションなのかどうかをある程度把握することができます。
このあたりのご不安についても、当社では不動産と建築の両方を考えることができる『マンションのプロ』がアドバイスさせていただきますので、ご安心してご相談くださいね!